平成30年度 シラバス

科目名 REDEEM概論
科目概要 REDEEM 教育の意義、構成、履修方法、大学院単位、 全講義内容の概略、実習内容の概略
開講日
講義内容
  • REDEEMとは何か
    • 医工学教育の必要性と10年余の社会人教育の経験
    • 医工学とは何か
    • 我が国医療産業振興のために何が必要か
  • REDEEM教育コースの構成
    • 基礎生物学、分子細胞生物学、基礎医学、臨床医学、医工学、医療法制・医療市場
  • 履修方法の説明
    • 集中講義、出張講義、聴講の制限、修了認定
  • 東北大学大学院医工学研究科の単位認定について
    • 大学院博士後期3年の課程(博士課程)の特論講義単位認定についての条件と申請方法
  • 基礎生物学・基礎医学の講義科目とその概略
    • 各科目の担当者紹介と概略の内容について
  • 臨床医学の講義科目とその概略
    • 各科目の担当者紹介と概略の内容について
  • 医工学の講義科目とその概略
    • 各科目の担当者紹介と概略の内容について
  • 医療法制・医療市場に関する講義科目とその概略
    • 各科目の担当者紹介と概略の内容について
  • 実験・実習の内容について
    • 実験の目的、概略の内容、注意を要する点、履修条件
教科書・参考書
    科目名 シミュレーション医工学
    科目概要 近年急速に発達しているシミュレーション医工学の概略を解説し、人体内の血流解析など、実際の生命現象に応用された事例を紹介する。
    開講日
    講義内容
    • シミュレーションの基礎
      • 現象の数理モデル化、血流解析の基礎式、方程式の離散化
    • 循環器系の流れと数理モデル化の問題点
      • 流れの非定常性、血管の変形能、血管形状の複雑さ、血液のレオロジー、病変の経年的な進行
    • 解析例の紹介
      • 赤血球の運動解析、微小循環の血流解析、気胸時の肺動脈の血流解析、肺気道の気流解析、精子の遊泳解析など
    教科書・参考書
      科目名 スポーツ医学
      科目概要 骨格筋の構造と機能、エネルギー代謝系の概要と、負荷への適応であるトレーニング効果、適応不全の結果起こる障害、スポーツ障害などについて講義する。
      開講日
      講義内容
      • 骨格筋の構造と機能 (サルコメア、筋小胞体、筋膜、神経筋接合部、興奮収縮連関と構造、ジストロフィン複合体、弾性要素)
      • 骨格筋の代謝機構 (糖輸送機構、解糖系、β酸化、TCA回路、電子伝達系、クレアチンシャトル)
      • 筋線維タイプ (収縮特性、代謝・構造との関連)
      • 骨格筋の適応 (トレーニング効果の細胞および分子レベルの背景: 損傷、炎症、衛星細胞、線維化、廃用性萎縮)
      • スポーツ障害
      • 症例報告
      教科書・参考書
        科目名 リハビリテーション医学
        科目概要 リハビリテーション医学で扱う障害の種類と診方、治療法の原理と実際について講義する。
        開講日
        講義内容
        • リハビリテーション医学とは
        • 障害の評価
        • リハビリテーションの治療原理
        • 脳卒中のリハビリテーション
        • 経頭蓋および末梢磁気刺激による麻痺の治療
        教科書・参考書
        • 出江紳一:回復する身体と脳. 中央法規
        科目名 人体解剖生理学 (1)
        科目概要 人体の構造の概観、身体構造の構築レベル、基本的解剖学用語、生体・組織の化学的レベルの概説、細胞レベルの生理学の概要
        開講日
        講義内容
        • 第1章 人体へのイントロダクション
          • 解剖学と生理学の定義
          • 身体構造の構築レベル
          • 生きている人体の特徴
          • ホメオスタシス
          • 基本的な解剖科学用語
          • 医用画像 (メディカルイメージング)
        • 第2章 組織の化学的レベル
          • 物質はどのように組織化されるのか
          • 化学結合
          • 化学反応
          • 無機化合物と溶液
          • 有機化合物
        • 第3章 細胞レベルの機構
          • 細胞の構成部品
          • 形質膜
          • 形質膜を横切る輸送
          • 細胞質
          • タンパク質合成
          • 細胞分裂
          • 細胞の多様性
          • 加齢と細胞
        教科書・参考書
        • トートラ 人体の構造と機能 第4版 Gerard J. Tortora & Bryan Derrickson/著 桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦/編訳 (丸善出版) 2012年 ISBN: 978-4-621-08576-9
        科目名 人体解剖生理学 (10)
        科目概要 消化管の解剖、腹膜、胃、腸、肝臓、膵臓、代謝、エネルギーの代謝、栄養
        開講日
        講義内容
        • 第24章 消化器系
          • 消化器系の概観
          • 消化管の管壁
          • 消化管の神経支配
          • 腹膜
          • 口腔
          • 咽頭
          • 食道
          • 嚥下
          • 膵臓
          • 肝臓と胆嚢
          • 小腸
          • 大腸
          • 消化の3層
          • 消化器系の発生
          • 加齢と消化器系
          • ホメオスタシスの観点から: 消化器系
        • 第25章 栄養と代謝
          • 代謝反応
          • エネルギーの転移
          • 炭水化物の代謝
          • 脂質の代謝
          • タンパク質の代謝
          • 代謝経路内で鍵となる分子
          • 代謝の適応
          • 熱とエネルギーバランス
          • 栄養
        教科書・参考書
        • トートラ 人体の構造と機能 第4版 Gerard J. Tortora & Bryan Derrickson/著 桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦 他/編訳 (丸善出版) 2012年 ISBN: 978-4-621-08576-9
        科目名 人体解剖生理学 (11)
        科目概要 体液、電解質と酸塩基平衡、腎臓と泌尿器
        開講日
        講義内容
        • 第27章 体液、電解質と酸塩基平衡
          • 体液の区分
            • 細胞内液 (ICF)
            • 細胞外液 (ECF)
              • 間質液
              • 血漿
          • 水の収支
          • 口渇と食塩摂取
          • 水の平衡
            • 水中毒
          • 電解質の濃度と異常
          • 血液pHの制御機構
        • 第26章 泌尿器系
          • 泌尿器
            • 泌尿器の進化と比較解剖
            • 泌尿器の概観
          • 腎臓
            • 腎臓の構造
            • 血液供給
            • ネフロン
              • 構造と基本機能
              • ネフロンと血管分布
            • 糸球体
              • 人工腎臓
              • 糸球体濾過
            • 尿管再吸収
              • 尿細管の再吸収と分泌のホルモン性調節
              • 尿濃縮の機序
          • 膀胱と尿道
            • 腎・尿管・膀胱結石
            • 女性と男性の尿道の比較
          • 泌尿器系の発生
        教科書・参考書
        • トートラ 人体の構造と機能 第4版 Gerard J. Tortora & Bryan Derrickson/著 桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦 他/編訳 (丸善出版) 2012年 ISBN: 978-4-621-08576-9
        科目名 人体解剖生理学 (12)
        科目概要 ①性は何で決まるか ②性は進化の中でいつから始まったか ③生殖器の発生と解剖 ④脳とホルモンによる調節
        開講日
        講義内容
        1. 性は何で決まるかに関して染色体の意味から考察する。
        2. 生命進化の中で性はいつから始まったか、どのようにして獲得していったかを論議する。
        3. 生殖器の発生と解剖
           生殖細胞である卵と精子の解剖、生殖器の解剖を概観する。
        4. 脳とホルモンによる調節
           脳の機能に関する最新の知見を紹介し性ホルモンによる体の制御と脳との関係を学習する。
        教科書・参考書
        • Faller & Schunke (石川・外崎訳) わかりやすい解剖生理 第2版 文光堂
        科目名 人体解剖生理学 (13)
        科目概要 脳と脊髄の構造と機能を講義する。
        開講日
        講義内容
        • 脳・神経系1
          • 脳とは何か、視覚、脳の区分、大脳半球、ニューロンとグリア、大脳皮質の機能局在、体性感覚、運動、錐体路、錐体外路、脊髄、神経路、脳幹、脳神経
        教科書・参考書
        • Faller & Schunke (石川・外崎訳) わかりやすい解剖生理 第2版 文光堂
        科目名 人体解剖生理学 (14)
        科目概要 脳と脊髄の構造と機能を講義する。
        開講日
        講義内容
        • 脳・神経系2
          • 神経伝達物質 (グルタミン酸、セロトニン、ドーパミン)、脳画像 (CT, MRI)、シナプス、大脳基底核、小脳、大脳辺縁系、記憶、情動、髄膜、脳室、脳脊髄液
        教科書・参考書
        • Faller & Schunke (石川・外崎訳) わかりやすい解剖生理 第2版 文光堂
        科目名 人体解剖生理学 (15)
        科目概要 神経系の発生、神経幹細胞、神経組織の発生、神経組織の可塑性、成体脳のニューロン新生、神経組織の再生医学
        開講日
        講義内容

        脳のなかには、約2000億個のニューロンが複雑なネットワークを形成しています。 このような複雑な神経組織はどのようにして形成されるのでしょう? 講義は、受精卵が分裂・増殖してシート状の胚葉になり、そこから神経管が形成される初期発生の話から始めます。 この過程では、胚が次々と形を変えながら、最終的には神経管が脊髄や脳に分化しますが、その時には数々の形態形成に係わる分子 (分泌分子・転写因子) が働きます。 次に脳や脊髄の神経前駆細胞が、増殖、移動しニューロンに分化します。 未熟なニューロンは突起形成、シナプス形成を行い、神経組織を構築していきます。 しかし、神経組織の発生はそれだけでは終わりません。 生後になって、環境からの刺激によって、一度形成された神経回路が再編成されます。 これを神経組織の可塑性といいます。 この可塑性は、成体になっても大分部分の脳で残っています。

        教科書・参考書
        • Faller & Schunke (石川・外崎訳) わかりやすい解剖生理 第2版 文光堂
        科目名 人体解剖生理学 (2)
        科目概要 組織の分類、由来、組織の構築、上皮組織、結合組織、筋組織、神経性組織、皮膚の構造と生理
        開講日
        講義内容
        • 第4章 組織
          • 組織の分類とそれらの由来
          • 細胞接着装置
          • 上皮組織
          • 結合組織
          • 筋組織
          • 神経組織
          • 興奮性細胞
          • 組織の修復: ホメオスタシスの回復
          • 加齢と組織
        • 第5章 外皮系
          • 皮膚の構造
          • 皮膚付属器の構造
          • 皮膚の種類
          • 皮膚の機能
          • ホメオスタシスの維持: 皮膚創傷の治癒
          • 外皮系の発生
          • 加齢と外皮系
            • ホメオスタシスの観点から: 外皮系
        教科書・参考書
        • トートラ 人体の構造と機能 第4版 Gerard J. Tortora & Bryan Derrickson/著 桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦 他/編訳 (丸善出版) 2012年 ISBN: 978-4-621-08576-9
        科目名 人体解剖生理学 (3)
        科目概要 骨の組織、骨形成、カルシウム代謝、骨格の分類、体幹の骨、付属肢の骨、関節
        開講日
        講義内容
        • 第6章 骨格系: 骨組織
          • 骨と骨格系の機能
          • 骨の構造
          • 骨の組織学
          • 骨への血液と神経の供給
          • 骨形成
          • カルシウムのホメオスタシスでの骨の役割
          • 運動と骨組織
          • 加齢と骨組織
        • 第7章 骨格系: 軸骨格 (体幹の骨格)
          • 骨格系の分類
          • 骨の型
          • 骨の表面形状
          • 頭蓋
          • 舌骨
          • 脊柱
          • 胸郭
        • 第8章 骨格系: 付属肢骨格
          • 上肢帯
          • 上肢骨 (= 自由上肢骨)
          • 下肢帯
          • 骨盤の男女差
          • 下肢骨 (= 自由下肢骨)
          • 骨格系の発生
          • ホメオスタシスの観点から: 骨格系
        • 第9章 骨の連結
          • 骨の連結の分類
          • 線維性の連結
          • 軟骨性の連結
          • 滑膜性の連結
          • 滑膜性の連結における運動の種類
          • 骨膜性の連結の種類
          • 滑膜性の連結における関節面の接触維持と可動域に影響する要因
          • 身体の主な骨の連結
          • 加齢と関節
          • 関節形成術
        教科書・参考書
        • トートラ 人体の構造と機能 第4版 Gerard J. Tortora & Bryan Derrickson/著 桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦 他/編訳 (丸善出版) 2012年 ISBN: 978-4-621-08576-9
        科目名 人体解剖生理学 (4)
        科目概要 筋の組織、骨格筋、筋収縮のメカニズム、筋の代謝、心筋、平滑筋、骨格筋と運動、主要な骨格筋
        開講日
        講義内容
        • 第10章 筋組織
          • 筋組織の概説
          • 骨格筋組織
          • 骨格筋線維の収縮と弛緩
          • 筋の代謝
          • 筋張力のコントロール
          • 骨格筋線維の型
          • 運動と骨格筋組織
          • 心筋組織
          • 平滑筋組織
          • 筋組織の再生
          • 筋の発生
          • 加齢と筋組織
        • 第11章 筋系
          • 骨格筋はどのようにして運動を引き起すか
          • 骨格筋の命名法
          • 主要な骨格筋
          • ホメオスタシスの観点から: 筋系
        教科書・参考書
        • トートラ 人体の構造と機能 第4版 Gerard J. Tortora & Bryan Derrickson/著 桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦 他/編訳 (丸善出版) 2012年 ISBN: 978-4-621-08576-9
        科目名 人体解剖生理学 (5)
        科目概要 特殊感覚 (嗅覚、味覚、視覚)
        開講日
        講義内容
        • 第17章 特殊感覚 (ただし、聴覚は別講義)
          • 嗅覚: においの感覚
            • 嗅覚受容器の構造
            • 嗅覚の生理
            • においの閾値と順応
            • 嗅覚伝導路
          • 味覚: 味の感覚
            • 味蕾と乳頭の構造
            • 味覚の生理学
            • 味の閾値と順応
            • 味覚伝導路
          • 視覚
            • 可視光
            • 眼の付属器官
            • 眼球の構造
            • 結像
            • 輻輳
            • 視覚の生理学
            • 視覚伝導路
          • 眼と耳の発生
          • 加齢と特殊感覚
        教科書・参考書
        • トートラ 人体の構造と機能 第4版 Gerard J. Tortora & Bryan Derrickson/著 桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦 他/編訳 (丸善出版) 2012年 ISBN: 978-4-621-08576-9
        科目名 人体解剖生理学 (6)
        科目概要 体性神経と自律神経、自律神経の生理、神経と内分泌による調節、ホルモン、視床下部と下垂体、内分泌腺、ストレスと内分泌
        開講日
        講義内容
        • 第15章 自律神経系
          • 体性神経系と自律神経系との比較
          • 自律神経遠心路の構造
          • 自律神経系の神経伝達物質と受容体
          • 自律神経系の生理学
          • 自律神経機能の統合調整
          • ホメオスタシスの観点から: 神経系
        • 第18章 内分泌系
          • 神経系と内分泌系による調節の比較
          • 内分泌腺
          • ホルモン活性
          • ホルモン作用のメカニズム
          • ホルモン分泌の調節
          • 視床下部と下垂体
          • 甲状腺
          • 副甲状腺 (上皮小体)
          • 副腎
          • 膵臓ランゲルハンス島
          • 卵巣と精巣
          • 松果体
          • 胸腺
          • 他の内分泌組織と器官、エイコサノイド、成長囚子
          • ストレス反応
          • 内分泌系の発生
          • 加齢と内分泌系
          • ホメオスタシスの観点から: 内分泌系
        教科書・参考書
        • トートラ 人体の構造と機能 第4版 Gerard J. Tortora & Bryan Derrickson/著 桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦 他/編訳 (丸善出版) 2012年 ISBN: 978-4-621-08576-9
        科目名 人体解剖生理学 (7)
        科目概要 心臓の解剖、循環、刺激伝導系、心周期、心拍出、血管の構造と機能、物質交換、血圧と血流の調節、ショック
        開講日
        講義内容
        • 第20章 心臓血管系: 心臓
          • 心臓の解剖
          • 心臓の弁と血液の循環
          • 心筋組織と心臓の刺激伝導系
          • 心周期
          • 心拍出量
          • 運動と心臓
          • 不全心に対する補助
          • 心臓の発生
        • 第21章 心臓血管系: 血管と循環動態
          • 血管の構造と機能
          • 毛細血管における物質交換
          • 循環動態: 血流に影響を及ぼす因子
          • 血圧と血流の調節
          • 循環検査
          • ショックとホメオスタシス
          • 循環路
          • 血管と血球の発生
          • 加齢と心臓血管系
          • ホメオスタシスの観点から: 心臓血管系
        教科書・参考書
        • トートラ 人体の構造と機能 第4版 Gerard J. Tortora & Bryan Derrickson/著 桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦 他/編訳 (丸善出版) 2012年 ISBN: 978-4-621-08576-9
        科目名 人体解剖生理学 (8)
        科目概要 血液の組織と生理、血球の産生、赤血球、白血球、止血、血液型、リンパ系の組織と生理、免疫、ストレスと免疫
        開講日
        講義内容
        • 第19章 心臓血管系: 血液
          • 血液の機能と特性
          • 血球の産生
          • 赤血球
          • 白血球
          • 血小板
          • 骨髄と臍帯血からの幹細胞移殖
          • 止血
          • 血液型分類と血液型5
        • 第22章 リンパ系と免疫
          • リンパ系の構造と機能
          • リンパ組織の発生
          • 自然免疫
          • 獲得免疫
          • 細胞媒介性免疫
          • 抗体媒介性免疫
          • 自己認識と自己トレランス
          • ストレスと免疫
          • 加齢と免疫系
          • ホメオスタシスの観点から: リンパ系および免疫
        教科書・参考書
        • トートラ 人体の構造と機能 第4版 Gerard J. Tortora & Bryan Derrickson/著 桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦 他/編訳 (丸善出版) 2012年 ISBN: 978-4-621-08576-9
        科目名 人体解剖生理学 (9)
        科目概要 呼吸器系の解剖、換気、ガス交換、ガス輸送、呼吸調節
        開講日
        講義内容
        • 第23章 呼吸器系
          • 呼吸器系の解剖学
          • 換気
          • 肺気量分画と肺容量
          • 酸素と二酸化炭素の交換
          • 酸素と二酸化炭素の運搬
          • 呼吸調節
          • 運動と呼吸器系
          • 呼吸器系の発生
          • 加齢と呼吸器系
          • ホメオスタシスの観点から: 呼吸器系
        教科書・参考書
        • トートラ 人体の構造と機能 第4版 Gerard J. Tortora & Bryan Derrickson/著 桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦 他/編訳 (丸善出版) 2012年 ISBN: 978-4-621-08576-9
        科目名 免疫学
        科目概要 身近なアレルギー疾患の視点から免疫学の根幹である自己と非自己を識別する仕組みを解説し、さらにこの制御の破綻から生じる自己免疫疾患にも視野を拡げて講義する。
        開講日
        講義内容
        • アレルギー疾患の研究の歴史
          • アナフィラキシー
          • IgEの発見
        • アレルゲンに対する免疫応答の特徴
          • T細胞の分化
        • ウィルスやバクテリアに対する免疫応答の特徴
          • 自然免疫系と獲得免疫系
        • アレルギー疾患の環境要因と遺伝要因
        • 自己と非自己の識別機構
          • HLAのはたらき
          • T, Bリンパ球の選択機構
        • アレルギー疾患への新しい対処方法とその根拠
        • 自己免疫疾患の発症機序
          • 自己抗体の産生機構
        教科書・参考書
        • 免疫学 最新イラストレイテッド 小安重夫/編 (羊土社)
        科目名 内科学各論 (循環器内科)
        科目概要 心血管系の解剖と生理、主な循環器疾患、理学的診断、画像診断、心電図、生化学診断、薬物治療、インターベンション治療、人工心臓、心移植等について講義する。
        開講日
        講義内容
        • 心血管系の解剖と生理
          • 心臓の解剖・生理、大血管の解剖
        • 主な循環器疾患
          • 虚血性心疾患 (狭心症、心筋梗塞)、心不全、不整脈
        • 理学的診断
          • 病歴の聴取、視診、触診、聴診、打診
        • 画像診断
          • 胸部X線写真、心エコー・血管エコー、CT、MRI、RI
        • 心電図
          • 心電図の基礎、運動負荷心電図、24時間心電図、最新の心電図解析手法
        • 生化学診断
          • 心筋梗塞、心不全等の診断
        • 薬物治療
          • 薬物治療の基礎、高血圧・虚血性心疾患・心不全・不整脈の治療、動脈硬化の治療、抗血小板薬、抗凝固療法
        • インターベンション治療
          • 虚血性心疾患に対する血管形成術・ステント留置術、不整脈に対するアブレーション治療
        • 人工心臓
          • 人工心臓の種類
        • 心移植
          • 心移植の実際
        教科書・参考書
          科目名 内科学各論 (感染症)
          科目概要 病原微生物の種類、感染症と免疫、感染症の診断、抗微生物薬と耐性菌、感染症の予防、洗浄と消毒、滅菌について講義する。
          開講日
          講義内容
          • 病原微生物の種類
            • 病原微生物の分類、構造など
          • 感染症と免疫
            • 感染症と免疫の関係、発症と保菌の違いなど
          • 感染症の診断
            • 培養検査、血清検査、遺伝子検査など
          • 抗微生物薬と耐性菌
            • 抗微生物薬の種類と作用機序、主な耐性菌の種類とその機序
          • 感染症の予防
            • 基本的な感染対策の考え方、手指衛生、ワクチンなど
          • 洗浄と消毒、滅菌
            • 洗浄、消毒、滅菌の概念と基本的な考え方
          教科書・参考書
          • レジデントのための感染症診療マニュアル 第3版 (医学書院) 2015年3月発行
          • ハリソン内科学 日本語版第4版 (メディカルサイエンス・インターナショナル) 2013年3月発行
          科目名 内科学各論 (消化器内科)
          科目概要 消化器内科学全般の要約
          各種肝疾患 (ウイルス性肝炎、自己免疫性肝疾患、代謝性肝疾患) の病態、診断、治療について講義する
          開講日
          講義内容
          • 消化器内科学全般の要約
          • 肝疾患の診断方法
            • (アプローチの仕方、検査法)
          • ウイルス性肝疾患の病態と治療
            • (A型肝炎ウイルス, B型肝炎ウイルス, C型肝炎ウイルス, E型肝炎ウイルス)
          • 肝細胞癌の病態と治療
            • (肝細胞癌の原因、進展様式、内科的治療方法)
          • 自己免疫性肝疾患の病態と治療
            • (自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変)
          • 代謝性肝疾患の診断と治療
            • (脂肪性肝疾患)
          • 肝移植の適応判断
            • (MELD Score, Child分類)
          教科書・参考書
          • Diseases of the Liver and Biliary System, Sherlock and Dooley/著
          • 肝疾患クリニカルスタンダード (文光堂)
          科目名 内科学総論
          科目概要 内科医が診療時におこなっている、患者さんの観察事項や医療面接の実際、診察方法や診断に至る思考過程などについて講義する
          開講日
          講義内容
          • 内科診療の一般的事項
            • 内科診療の目的
            • 内科診断のプロセス
            • 診断の思考過程
            • 医療面接
            • 身体診察
            • 検査
          教科書・参考書
          • 内科診断学第3版 (医学書院)
          科目名 内科診断学
          科目概要 内科疾患の症候から診断を導くプロセスについて、具体的な症例を交えながら、症候別のアプローチを講義する。
          開講日
          講義内容
          • 症候から診断に至るまでのプロセスを学習する。
            • 腹痛をきたす疾患と鑑別
            • 黄疸をきたす疾患と鑑別
            • 胸痛をきたす疾患と鑑別 など
          • 消化器疾患を中心に具体的な症例提示と診断のための検査方法
            • レントゲン検査
            • 内視鏡検査
            • 超音波検査
          教科書・参考書
          • 主要症候からみた鑑別診断学 第2版 (金芳堂)
          科目名 分子生物学 (2)
          科目概要
          開講日
          講義内容
          教科書・参考書
            科目名 分子生物学 (3)
            科目概要
            開講日
            講義内容
            教科書・参考書
              科目名 分子生物学 (4)
              科目概要
              開講日
              講義内容
              教科書・参考書
                科目名 分子生物学 (5)
                科目概要
                開講日
                講義内容
                教科書・参考書
                  科目名 分子生物学 (6)
                  科目概要
                  開講日
                  講義内容
                  教科書・参考書
                    科目名 分子細胞生物学 (1)
                    科目概要 細胞とは何か、どのような分子で構成されていて、その中ではどのような化学反応が起きているかを概観し、最も重要な生体高分子であるタンパク質の構造と機能について講義する。
                    開講日
                    講義内容
                    1. 細胞:生命の基本単位
                      • 細胞の統一性と多様性、顕微鏡で見た細胞、原核細胞、真核細胞、モデル生物
                    2. 細胞の化学成分
                      • 化学結合、細胞内の小分子 (糖・脂肪酸・アミノ酸・ヌクレオチド)、細胞内の巨大分子 (多糖・タンパク質・核酸)
                    3. エネルギー、触媒作用、生合成
                      • 細胞のエネルギー利用、自由エネルギーと触媒作用、ATPなどの活性型運搬体分子と生合成
                    4. タンパク質の構造と機能
                      • ポリペプチド鎖の配列とタンパク質の立体構造、タンパク質が働くしくみ、タンパク質を調節するしくみ
                    教科書・参考書
                    • B. Alberts, D. Bray, K. Hopkin, A. Johnson, J. Lewis, M. Raff, K. Roberts & P. Walter/著 (中村・松原/監訳) Essential 細胞生物学 原書第4版 南江堂
                    科目名 分子細胞生物学 (2)
                    科目概要 遺伝子の正体であるDNAの構造と機能、DNA配列の複製・転写・翻訳のセントラルドグマと、必要な遺伝子だけが発現する調節機構について講義する。
                    開講日
                    講義内容
                    1. DNAと染色体
                      • DNAの二重らせん構造、真核生物の染色体構造、染色体構造の調節
                    2. DNAの複製、修復、組換え
                      • DNAの半保存的複製、DNA修復
                    3. DNAからタンパク質へ (セントラルドグマ) ― 細胞がゲノムを読み取るしくみ
                      • DNAからRNAへ (転写)、RNAからタンパク質へ (翻訳)、RNAと生命の起源
                    4. 遺伝子発現の調節
                      • 遺伝子発現とは、転写のスイッチの働くしくみ、特定の細胞をつくり出す分子機構、転写後の調節
                    教科書・参考書
                    • B. Alberts, D. Bray, K. Hopkin, A. Johnson, J. Lewis, M. Raff, K. Roberts & P. Walter/著 (中村・松原/監訳) Essential 細胞生物学 原書第4版 南江堂
                    科目名 分子細胞生物学 (3)
                    科目概要 「遺伝子」と「ゲノム」の概念、DNAの実験的な取り扱い方とDNA配列から見た生物の進化、細胞分裂、性決定と遺伝の基礎について講義する。
                    開講日
                    講義内容
                    1. 遺伝子とゲノムの進化
                      • 遺伝的変動の生成、生命の系統樹の再構築、トランスポゾンとウイルス、ヒトゲノムの解読
                    2. 現在の組換えDNA技術
                      • DNA分子の操作と分析、細菌を使うDNAクローニング、PCRによるDNAクローニング
                    1. 細胞周期
                      • 細胞周期の概要、細胞周期制御系、G1期、S期 (DNA複製期)、M期 (分裂期)、有糸分裂 (核の分裂)、細胞質分裂、アポトーシス・細胞外シグナルによる細胞の数と大きさの制御
                    2. 有性生殖と遺伝学の力
                      • 性の利点、減数分裂と受精、メンデルと遺伝の法則
                    教科書・参考書
                    • B. Alberts, D. Bray, K. Hopkin, A. Johnson, J. Lewis, M. Raff, K. Roberts & P. Walter/著 (中村・松原/監訳) Essential 細胞生物学 原書第4版 南江堂
                    科目名 分子細胞生物学 (4)
                    科目概要 細胞の中と外とを隔てている細胞膜と、そこに存在する膜タンパク質の構造と機能、細胞内・細胞間の輸送やシグナル伝達における役割について講義する。
                    開講日
                    講義内容
                    1. 膜の構造
                      • 脂質二重層、膜タンパク
                    2. 膜を横切る輸送
                      • 膜輸送の原理、輸送体とその機能、イオンチャネルと膜電位、イオンチャネルと神経細胞のシグナル伝達
                    1. 細胞内区画とタンパク質の輸送
                      • 膜で囲まれた細胞小器官、タンパク質の選別、小胞による輸送、分泌経路、エンドサイトーシス経路
                    2. 細胞のシグナル伝達
                      • 細胞間シグナル伝達の一般原理、Gタンパク共役型受容体、酵素共役型受容体
                    教科書・参考書
                    • B. Alberts, D. Bray, K. Hopkin, A. Johnson, J. Lewis, M. Raff, K. Roberts & P. Walter/著 (中村・松原/監訳) Essential 細胞生物学 原書第4版 南江堂
                    科目名 分子細胞生物学 (5)
                    科目概要 生体内の代謝 (同化と異化) の分子メカニズムと、細胞骨格、細胞の集団で形成される組織と、幹細胞・がん細胞について講義する。
                    開講日
                    講義内容
                    1. 細胞が食物からエネルギーを得るしくみ
                      • 糖と脂肪の分解と利用、代謝の調節
                    2. ミトコンドリアと葉緑体におけるエネルギー生産
                      • ミトコンドリアと酸化的リン酸化、電子伝達系とプロトンのくみ出しの分子機構、葉緑体と光合成、エネルギー生産系の進化
                    1. 細胞骨格
                      • 中間径フィラメント、微小管、アクチンフィラメント、筋収縮
                    1. 細胞のつくる社会: 組織、幹細胞、がん
                      • 細胞外マトリックスと結合組織、上皮層と細胞結合、組織の維持と更新、がんの分子細胞生物学
                    教科書・参考書
                    • B. Alberts, D. Bray, K. Hopkin, A. Johnson, J. Lewis, M. Raff, K. Roberts & P. Walter/著 (中村・松原/監訳) Essential 細胞生物学 原書第4版 南江堂
                    科目名 医工学の基礎
                    科目概要 医工学の基礎となる方法論と生体の特性について概観し,また医工学機器についてもその原理を講義する。
                    開講日
                    講義内容
                    1. 医工学の定義と分類
                    2. 画像診断機器と治療機器の代表例
                    3. 基礎諸学問の概観:代表的な方法論と応用
                    4. 計測対象としての生体組織の特殊性
                    5. 応用技術の例: 医用超音波計測の原理と可能性
                    6. 医療機器産業の動向と今後: 日本の医療機器産業と技術開発の遅れている理由
                    7. むすび: 考えることの大切さ
                    教科書・参考書
                    • 引用文献として,当日用いる資料に記載。
                    科目名 医療機器産業概論
                    科目概要 自身の1975年からの体験から学んだ、グローバルヘルスケアビジネス・医療機器産業、製品実現をISO13485等のツールを使い、マクロ~ミクロの視点で考察する。
                    開講日
                    講義内容
                    • 医療機器産業の歴史
                      • 医療機器産業の歴史
                      • 現在の医療機器産業
                    • 医療機器産業を取り巻く環境
                      • 医療介護制度、健康保険制度
                      • 医療産業の動向、振興、市場
                      • 急拡大する新興国、Global Market
                      • 多様化する医療機器・ヘルスケアビジネス
                    • 医療機器産業マネジメントシステム
                      • ISO13485、他
                      • 医薬品・医療機器等法、関連法令
                      • 製品実現、戦略立案
                      • リスク・クライシス マネジメント
                    • 今後の医療機器開発
                      • Global business 展開
                      • 多様化への対応
                    • 起業
                    教科書・参考書
                    • 湯澤秀昭「平成30年度REDEEM 医療機器産業概論」ppt.
                    • 湯澤秀昭「異分野から医療機器産業に参入する際のリスクとビジネスチャンスの考え方(1)」『研究開発リーダー第120号』、技術情報協会、2016年3月、pp15-20
                    • 湯澤秀昭「医療業界参入のために必要な情報やデータ収集の方法」『医療機器への応用が見込まれる最先端技術とその事業化』技術情報協会、2018年2月発刊予定
                    科目名 医療法制・医薬品医療機器等法 (1)
                    科目概要 医療法制の基礎、医薬品医療機器法
                    開講日
                    講義内容
                    • 医療法制の基礎
                      • 法律と倫理
                      • 医療機器等の関連法規制 (臨床研究法、医薬品医療機器法、医療法、再生医療等安全性確保法、医療機器業公正競争規約、先進医療制度、個人情報保護法等の概要)
                    • 医薬品医療機器法
                      • 全般、体系、目的、定義 (医療機器プログラムを含む)
                      • QMS、回収/改修報告、GVP、不具合等報告
                      • 業許可 (登録制)、製造販売承認等
                    教科書・参考書
                    • 独自に作成したテキスト「医療法制・医薬品医療機器等法 (1) <医療法制の基礎>」
                    科目名 医療法制・医薬品医療機器等法 (2)
                    科目概要 医療法制の実際
                    開講日
                    講義内容
                    • 医療機器を取り巻く環境で起こっている最新の出来事
                      • 新医療機器関連の動向
                      • 海外の法規制の動向 (グローバルリスク)
                    • 医療機器等の関連法規制の課題と施策
                      • 臨床研究法
                      • 医薬品医療機器法
                      • 再生医療等安全性確保法
                    教科書・参考書
                    • 独自に作成したテキスト「医療法制・医薬品医療機器等法 (2) <医療法制の実際>」
                    科目名 外科学各論 (腹部一般外科)
                    科目概要 腹部外科学、一般外科学とくに消化管外科を中心に講義する。
                    開講日
                    講義内容
                    • 外科治療の対象となる疾患
                      • 消化管疾患、実質臓器疾患、良性疾患、悪性疾患
                    • 手術適応とは
                      • 内科治療と外科治療、治療成績、予後
                    • 開腹術と腹腔鏡手術
                      • 腹腔鏡手術、利点と欠点、技術的課題、よい手術とは?
                    • 再生医療の進歩と課題
                      • 臓器欠損、生活の質、消化管上皮幹細胞
                    教科書・参考書
                      科目名 外科学各論 (頭頸部外科・耳鼻咽喉科)
                      科目概要 聴覚の仕組みと難聴に対する補聴、並びに機能温存、機能再建を目指した外科的治療法について講義します。
                      開講日
                      講義内容
                      • 聴覚の仕組み
                      • 補聴器
                      • 難聴に対する外科的治療法
                        • 鼓膜形成術、中耳伝音再建手術
                          人工中耳、人工内耳、聴性脳幹インプラント
                      教科書・参考書
                        科目名 外科学総論
                        科目概要 外科学の概念、外科的侵襲の病態、無菌法、出血・止血・輸血、外科的感染症、ショック、腫瘍、損傷、外科手術手技、周術期管理の最低限必要な知識を講義する。
                        開講日
                        講義内容
                        • 外科学の概念
                          • 医療における外科の位置づけ、外科の歴史、外科の専門分野
                        • 外科的侵襲の病態
                          • 侵襲と生体反応、サイトカインと臓器障害
                        • 無菌法
                          • 滅菌、消毒の概念と方法、手術野の消毒
                        • 出血・止血・輸血
                          • 出血の症状と止血機構、輸血の種類と副作用
                        • 外科的感染症
                          • 感染の発症要因、原因微生物、代表的感染症、術後感染症の予防
                        • ショック
                          • 概念と分類、病態生理、症状、治療
                        • 腫瘍
                          • 定義、病態、症状、診断、治療
                        • 損傷
                          • 創傷の種類、症状、処置、治癒
                        • 基本的外科手術手技
                          • 主な手術器械、切開と縫合、止血法、癌の手術
                          • 内視鏡下手術
                        • 周術期管理
                          • 術後管理、術後合併症
                        • これからの外科学
                        教科書・参考書
                        • 標準外科学 第13版 (医学書院)
                        科目名 外科治療学
                        科目概要 外科的治療の対象となる疾患、創傷に対する各手術の特徴、概念、戦略、使用する機器について例を供覧しながら講義する。
                        開講日
                        講義内容
                        1. 外科的治療対象疾患及び外傷
                          • 外科的手技を治療の基本とする診療科とその守備範囲となる疾患について
                        2. 手術の概念
                          • 疾患や外傷ごとの治療概念とそれぞれの治療戦略について
                        3. 外科的治療法
                          • 外傷 (けが)、急性虫垂炎、肝移植、腹部大動脈瘤、胆嚢結石症、消化管機能性疾患の治療法について
                        4. 癌手術治療
                          • 癌の進展様式と癌に対する外科的戦略、従来の考え方と近年の癌手術の方向、新たな治療戦略について (特に食道癌と乳癌について)
                        5. 低侵襲手術
                          • 腹腔鏡手術、胸腔鏡手術、単項式手術、NOTES (Natural Orifice Translumenal Endoscopic surgery) 及び医療技術の課題について
                        教科書・参考書
                          科目名 実験・実習ガイダンス
                          科目概要 配布する実習書の内容に沿って、動物実験の倫理、実習参加の際の注意事項と、実習各科目の概要を解説する。
                          ※ 本ガイダンスは実験・実習受講のために必修である。
                          開講日
                          講義内容
                          • 実習に関する事前調査
                          • 実習プログラム概要
                            • 実習日程、会場、時間割、開講科目と講師
                          • 動物実習における倫理
                            • 動物実験の意義、「3つのR」の理念、動物実験に関する法規等、東北大学における規程、実験に使われる動物
                          • 実習を受講するにあたって
                            • 実習参加の際の持ち物、集合について、実習会場案内、実験中の注意事項
                          • 分子生物学実習・細胞生物学実習の概要
                            • 前半3日間に実施する基本操作練習、ラット肝臓からのDNA抽出とPCRによる増幅、培養細胞への遺伝子導入と蛍光顕微鏡観察、病理標本観察について概説
                          • 生理学実習・解剖学実習の概要
                            • 後半2日間に実施するウサギの心臓を用いたランゲンドルフ実験、ウサギの解剖実習の内容を概説
                          教科書・参考書
                          • REDEEM実習書 ver. 3.2 沼山恵子・山口隆美/著 (東北大学医療工学人材育成委員会) [当日配布]
                          科目名 整形外科学
                          科目概要 整形外科領域における代表的な外傷や疾患について紹介し、それらに対する治療法について講義する。
                          開講日
                          講義内容
                          1. 整形外科とは
                            • 対象領域と患者数、骨・関節の基本構造
                          2. 骨折
                            • 骨折の治癒過程、保存治療、手術治療
                          3. 脊椎・脊髄疾患
                            • 脊椎の構造と役割、破裂骨折、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊髄損傷
                          4. 変形性関節症
                            • 変形性膝関節症
                          5. スポーツ障害・外傷
                            • 疲労骨折、野球肘、半月板損傷、前十字靭帯損傷
                          6. ロコモティブ・シンドローム
                            • ロコモと運動器不安定症、ロコチェック、ロコトレ
                          教科書・参考書
                          • 標準整形外科学 改訂第10版 国分正一・鳥巣岳彦/監修 (医学書院)
                          科目名 生体工学 (感覚代行)
                          科目概要 人の感覚器官の概要、眼の構造と機能、視覚に関する最近の話題、人工視覚、脳の直接刺激と感覚拡張について講義する。
                          開講日
                          講義内容
                          • 人の感覚器官
                            • 耳の構造と機能、人工内耳
                          • 眼の構造と機能
                            • 網膜、神経節細胞、視細胞、中心窩、盲点、杆体と錐体、錐体細胞の波長感度、頭足類の眼、昆虫の眼
                          • 視覚系の主要経路
                            • 視神経、視交叉、外側膝状体、視覚野、上丘
                          • 視覚に関する最近の話題
                            • マイクロサッカード、錯視
                          • 人工視覚の構造と種類
                            • 脳刺激型人工視覚、視神経刺激型人工視覚、網膜上/網膜下刺激型人工視覚、脈絡膜上経網膜刺激
                          • 脳機械インターフェイスによる感覚拡張
                            • DBS (Deep Brain Stimulation)
                            • BMI (Brain-Machine Interface)
                          教科書・参考書
                          • (参考書として) 意識の探求 (上) Christof Koch/著 土谷・金井/訳 (岩波書店)
                          科目名 生体材料学
                          科目概要 現在用いられている各種生体材料における要件とその用途について概説し、骨再生材料を例として生体材料の臨床応用に向けての課題について講義します。
                          開講日
                          講義内容
                          • 生体材料とは?
                          • 各種生体材料とその用途
                            • 金属材料
                            • 高分子材料
                            • 無機材料
                          • 生体材料の要件と評価試験
                            • 生体安全性
                            • 生体適合性
                          • 臨床応用に向けての課題
                            • 前臨床試験
                            • 臨床試験
                          教科書・参考書
                            科目名 生物学総論
                            科目概要 生物界の歴史と広がりの中でヒトはどのような立ち位置を占めるのか、地球における生命の誕生から進化までを概観し、ヒトと細菌の共生について紹介するとともに、ゲノムレベルでみたヒトの個性や疾患との関わりについて講義する。
                            開講日
                            講義内容
                            • 生物界の成り立ち
                            • 地球の歴史と生物の誕生
                            • 生物の進化と突然変異
                            • ヒトと細菌の共生
                            • ゲノムからみたヒトの個性
                            • 進化医学
                            教科書・参考書
                            • B. Alberts, D. Bray, K. Hopkin, A. Johnson, J. Lewis, M. Raff, K. Roberts & P. Walter/著 (中村・松原/監訳) Essential 細胞生物学 原書第3版 南江堂
                            • カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 (ブルーバックス) 第1巻 細胞生物学 ISBN:4062576724
                            • カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 (ブルーバックス) 第2巻 分子遺伝学 ISBN:4062576732
                            • カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 (ブルーバックス) 第3巻 分子生物学 ISBN:4062576740
                            • カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 (ブルーバックス) 第4巻 進化生物学 ISBN:4062578751
                            • からだの中の外界 腸のふしぎ (ブルーバックス) 上野川 修一 著 ISBN:4062578123
                            • 進化医学 人への進化が生んだ疾患 (羊土社) 井村 裕夫 著 ISBN:4758120382
                            • 健康長寿のための医学 (岩波新書) 井村 裕夫 著 ISBN:4004315883
                            科目名 生理学 (1)
                            科目概要
                            開講日
                            講義内容
                            教科書・参考書
                              科目名 生理学 (2)
                              科目概要
                              開講日
                              講義内容
                              教科書・参考書
                                科目名 画像医学各論 (超音波画像)
                                科目概要 超音波診断の臨床的意義、超音波の基礎、信号処理、画像処理、臨床超音波画像、先進的超音波イメージングなどについて講義する。
                                開講日
                                講義内容
                                • 超音波診断の臨床的意義
                                  • 国内における超音波診断の実情、臨床医が求める情報、超音波画像の特徴
                                • 超音波の基礎
                                  • 波の数学的記述、音速、反射、減衰、ドプラ効果、超音波医学の歴史、超音波診断の特徴
                                • 信号処理
                                  • 超音波の発生、超音波信号取得、Radio-frequency信号、Aモード、Bモード、対数変換、周波数分析、ハーモニクス、ビームフォーミング
                                • 画像処理
                                  • 走査方式と座標変換、空間的スムーシング、時間的スムーシング、フィルタリング
                                • 臨床超音波画像
                                  • 腹部・心臓・血管の臨床画像、パルスドプラ、連続波ドプラ、カラードプラ、パワードプラ、組織ドプラ、スペックルトラッキング、コントラストエコー
                                • 先進的超音波イメージング
                                  • パラメトリックイメージング、三次元イメージング、高解像度イメージング、超音波顕微鏡、光とのハイブリッドイメージング
                                教科書・参考書
                                  科目名 画像医学総論
                                  科目概要 人体を対象とする画像法 (X線を用いるX線CT、磁気を用いるMRIおよび放射性薬剤を用いる核医学診断法) の原理・特徴および診断法について概説する。
                                  開講日
                                  講義内容
                                  1. X線を用いる画像法
                                    • 単純X線写真、造影剤を用いるX線写真 (胃、気管支造影法、血管造影法)、X線CTの原理とCT値の意味、代表的臨床画像の提示と臨床的意義について解説。
                                  2. 磁気と高周波エネルギーを利用する画像法 (Magnetic Resonance Imaging - MRI)
                                    • 静磁場と高周波を用いるMRIの原理、T1緩和時間、T2緩和時間の概念、T1強調画像、T2強調画像の特徴、代表的臨床画像、機能的MRIによる局所脳機能解析。
                                  3. 放射性薬剤を用いる核医学画像法 (シンチグラム)
                                    • 組織・臓器の機能を画像化するための放射性薬剤、ガンマ線を検出する核医学画像装置の原理、代表的臨床画像 (骨シンチグラム、心筋シンチグラムなど)
                                  4. ポジトロンCT (PET) の撮像原理、使用標識薬剤および癌診断への応用
                                  教科書・参考書
                                  • 「標準放射線医学第7版」西谷 弘ら編集、医学書院、2011年 (¥10,000)
                                  • 「PET ポジトロン断層撮影技術マニュアル」監修 福喜多 博義、日本核医学技術学会編、2006年 (¥4,200)
                                  科目名 画像診断学
                                  科目概要 CTによる3次元画像解剖の基本
                                  画像解剖を基にした画像診断の実際
                                  インターベンショナルラディオロジーと医工学ディバイス
                                  開講日
                                  講義内容
                                  • 実際に放射線診断科の医師として日々の臨床に従事している立場から、日常臨床で多用する高分解能CT画像を用いて人体がどのように観察されるのかを解説し、臨床画像を通じた基本的画像解剖の理解に努める。
                                    • CTによる断層画像から3次元の人体をイメージする。
                                  • 画像解剖の知識を基に基本的な画像診断の実際を解説する。
                                  • 細径のカテーテルや穿刺針等を用いて低侵襲に癌や血管病変を治療するIVR(インターベンショナルラディオロジー)について解説し、医工学ディバイスの医学への寄与を臨床応用について、実際の臨床に携わっている立場から解説\\ する。
                                  教科書・参考書
                                    科目名 病理学 (1)
                                    科目概要 病理学総論: 疾病の成り立ちの基本的な考え方を個体レベルで考え、その原因と目される代謝障害、循環障害、炎症・免疫異常、感染症、腫瘍について学ぶ。同時に病変の定義や病理学的用語を習得する。
                                    開講日
                                    講義内容
                                    • 病因論
                                      • 遺伝要因と環境要因、単一遺伝子疾患、ポリジーン疾患、多因子疾患、外的要因 (感染、医原病、公害など)
                                    • 代謝障害
                                      • 細胞死、萎縮、肥大、物質沈着、脂質・糖質・タンパク質代謝障害
                                    • 循環障害
                                      • 充血、鬱血、浮腫、血栓、塞栓、出血、梗塞、ショック
                                    • 炎症
                                      • 生体防御、創傷治癒、急性炎症、慢性炎症
                                    • 免疫異常
                                      • アレルギー、自己免疫疾患、膠原病
                                    • 感染症
                                      • ウイルス感染、細菌感染、真菌感染
                                    • 腫瘍
                                      • がん、転移、浸潤、腫瘍分類、突然変異、癌遺伝子、癌抑制遺伝子
                                    教科書・参考書
                                    • Bobbins Basic Pathology 9th Edition ロビンス 基礎病理学 原書9版 豊國伸哉・高橋雅英/監訳 (丸善出版) 2014年 (疾病の定義、病変の用語、疾病の病理発生を理解する上で有用)
                                    科目名 病理学 (2)
                                    科目概要 組織病理学概論: 疾病の病像を組織学的に理解するための基本を学び、病理組織標本の作製原理、臓器・組織の構造の捉え方、病変組織の総論的な見方を習得する。
                                    開講日
                                    講義内容
                                    • 病理組織標本の作製原理 (光顕、電顕観察のため)
                                      • 組織の切り出し、固定、包埋、凍結包埋、薄切
                                    • 免疫組織化学 (分子局在、発現動態の観察のため)
                                    • 臓器・組織の構造の捉え方
                                      • 肝、腎、肺、皮膚、消化管、血管、結合組織、関節、リンパ節、脳など
                                    • 病変組織の総論的な見方
                                      • 壊死、アポトーシス、変性、化生、過形成、腫瘍、転移、浸潤、充血、うっ血、血栓、塞栓、虚血、梗塞、出血、炎症、肉芽、血管新生など
                                    教科書・参考書
                                    • Bobbins Basic Pathology 9th Edition ロビンス 基礎病理学 原書9版 豊國伸哉・高橋雅英/監訳 (丸善出版) 2014年 (疾病の病理形態学的プロトタイプを理解する上でも有用)
                                    • Kierszenbaum AL. Histology and Cell Biology 組織細胞生物学 内山安男/監訳 (南江堂) 2012年 (組織学を分子生物学と対比して学ぶ上で有用)
                                    科目名 細胞生物学 (1)
                                    科目概要
                                    開講日
                                    講義内容
                                    教科書・参考書
                                      科目名 細胞生物学 (2)
                                      科目概要
                                      開講日
                                      講義内容
                                      教科書・参考書
                                        科目名 細胞生物学 (3)
                                        科目概要
                                        開講日
                                        講義内容
                                        教科書・参考書
                                          科目名 細胞生物学 (4)
                                          科目概要
                                          開講日
                                          講義内容
                                          教科書・参考書
                                            科目名 細胞生物学 (5)
                                            科目概要
                                            開講日
                                            講義内容
                                            教科書・参考書
                                              科目名 細胞生物学 (6)
                                              科目概要
                                              開講日
                                              講義内容
                                              教科書・参考書
                                                科目名 脳神経外科学
                                                科目概要 脳神経外科で扱う疾患 (脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、機能障害) と外科的治療の概略を講義する。
                                                開講日
                                                講義内容
                                                • 中枢神経系
                                                  • 解剖、生理、神経学
                                                • 脳神経外科で扱う疾患
                                                  • 脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、機能障害
                                                • 診断
                                                  • 画像検査、血液検査、生理検査
                                                教科書・参考書
                                                • 0からの脳神経外科学 窪田惺/著 (ぱーそん書房) 2015年10月 (¥7,020) ISBN:978-4-907095-27-7
                                                科目名 薬理学 (1)
                                                科目概要 薬理学総論: 薬理学の定義、薬理作用、薬力学、薬理作用、用量反応関係を講義する。
                                                開講日
                                                講義内容
                                                • 薬理学の定義: 薬理学とはなにか?
                                                • 薬理作用: 薬の作用と薬物受容体、薬効に影響する因子
                                                • 薬力学: 薬の作用メカニズム
                                                • 用量反応関係: 濃度・反応 (効果) 曲線、アゴニスト、アンタゴニストについて理解する。
                                                教科書・参考書
                                                • 新薬理学入門 (南山堂)
                                                • カッツング薬理学 (丸善)
                                                科目名 薬理学 (2)
                                                科目概要 薬理学各論: 個々の疾患における薬物治療とその副作用、有害反応に対する考え方、薬物動態学、医薬品・医療機器の開発を講義する。
                                                開講日
                                                講義内容
                                                • 個々の疾患における薬物治療の考え方と副作用
                                                • 有害反応: 副作用と有害事象について理解する。
                                                • 薬物動態学: 薬の吸収、分布、代謝、排泄について理解する。
                                                • 医薬品・医療機器の開発: 臨床試験の仕組みと倫理について理解する。
                                                教科書・参考書
                                                • 新薬理学入門 (南山堂)
                                                • カッツング薬理学 (丸善)
                                                科目名 解剖学 (1)
                                                科目概要
                                                開講日
                                                講義内容
                                                教科書・参考書
                                                  科目名 解剖学 (2)
                                                  科目概要
                                                  開講日
                                                  講義内容
                                                  教科書・参考書
                                                    科目名 解剖学 (3)
                                                    科目概要
                                                    開講日
                                                    講義内容
                                                    教科書・参考書
                                                      科目名 解剖学 (4)
                                                      科目概要
                                                      開講日
                                                      講義内容
                                                      教科書・参考書
                                                        科目名 解剖学 (5)
                                                        科目概要
                                                        開講日
                                                        講義内容
                                                        教科書・参考書
                                                          科目名 解剖学 (6)
                                                          科目概要
                                                          開講日
                                                          講義内容
                                                          教科書・参考書