第13回東北大学REDEEMシンポジウム開催のお知らせ
第13回
東北大学 「医療工学技術者創成のための再教育システム」
REDEEM シンポジウム
2017年 9 月 9 日 (土)
13:00 - 18:00
東京堂ホール (東京都千代田区神保町 1-17)
第13回東北大学「医療工学技術者創成のための再教育システム」REDEEMシンポジウムを下記のとおり開催いたします。 皆様ぜひご参加ください。 主催:東北大学大学院医工学研究科、特定非営利活動法人 REDEEM - お申込みの受付は終了いたしました - |
[PDF 3.4MB] |
講演1
ここまできた医工連携 - 機能創成加工が医療・バイオ産業に果たす役割 -
厨川 常元
(東北大学大学院 医工学研究科 教授) [講演概要]高齢化社会の到来とともに、近年では医療・バイオ分野に関する研究の重要性が幅広く認識され始めている。しかしながら、日本のお家芸である「ものづくり」の技術は、こと医療分野においては欧米諸国に大きく遅れをとっているのが現状である。この状況を打破するため、我々は「機能創成加工」を提案している。本講演では、ものづくりを基軸とし、医療・バイオアプリケーションを想定した実用研究について紹介する。 | |
講演2
PETによる創薬の試み
渡部 浩司
(東北大学 サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター 教授) [講演概要]PET (陽電子撮像法) は陽電子を放出する放射性同位元素 (RI) をラベルした薬剤 (放射性薬剤) を体外に多数配列した放射線検出器で画像化する方法で、非侵襲的に、極めて高感度かつ定量的に、体内にある特定の分子の量および分布を測定できる。本発表では、このPETの特性を活かした新たな薬剤開発の試みを紹介し、PETに関連する医工学の役割を論じたい。 | |
講演3
半導体微細加工で創る薬物副作用センサ
平野 愛弓
(東北大学 材料科学高等研究所 (AIMR)・電気通信研究所 教授) [講演概要]細胞膜は厚さ数nmのナノ薄膜であり,二層の脂質分子から成る脂質二分子膜に,イオンチャネル等の膜タンパク質が埋め込まれて構成されている.イオンチャネルは細胞膜における情報伝達を担っており,創薬の主ターゲットでもある.近年は,心筋のhERGチャネルへの致死性の薬物副作用の問題から,創薬においてイオンチャネルに対する薬物(副)作用を評価することの重要性が高まっているが,人工的に形成した脂質二分子膜にイオンチャネルを包埋した人工細胞膜は,その新たな評価系として期待されている.本シンポジウムでは,成熟した微細加工技術との融合によりイオンチャネルのセンサチップ化を目指す最近の研究について紹介したい. | |
講演4
エンジニアも知っておきたい “事業化に資する課題”の選択から事業モデル構築までのあれこれ
中川 敦寛
(東北大学病院臨床研究推進センター 特任准教授) [講演概要]最近、ニーズに基づいた医療機器開発、の重要性が強調されているが、わが国の事情を鑑みると、ニーズを踏まえたうえでシーズとフィットさせることが望ましいと思われる。ニーズとシーズとフィットさせる場(東北大学病院ベッドサイドソリューションプログラム:ASU)、事業化に資するニーズの見極めの方法、コンセプト創出と事業計画作成を行うための方法(バイオデザイン)の両者を両輪とした取り組みを概説する。とくにエンジニア、医療従事者ともに、双方に任せきりにするのではなく、自身も理解しておくべきポイントがあることを強調したい。 |
開催概要
シンポジウム
日 時: | 平成29年9月9日(土) 13:00-18:00 (12時より受付開始) |
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会 場: | 東京堂ホール (東京都千代田区神田神保町1-17 東京堂書店6F) Access |
参加費: | 無料 |
参加 お申込: |
お申込フォームより必要事項をご入力の上、お申し込みください。 |
主 催: | 東北大学大学院医工学研究科 特定非営利活動法人 REDEEM |
REDEEM協議会第13回総会・懇親会
日 時: | 平成29年9月9日(土) 18:30-20:30 |
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会 場: | 東京都千代田区神田神保町周辺 予定 |
参加費: | 5,000円 当日現金にてお支払い下さい。 |
お申込: | シンポジウム申込時にお申し込みください。 |
主 催: | 特定非営利活動法人 REDEEM |
参加お申込方法
こちらのお申込フォームに必要事項をご入力の上、お申し込みください。
参加申込み完了後、ご入力いただいたメールアドレス宛に確認のメールを送信いたします。
- お申込みの受付は終了いたしました -
プログラム
12:00-13:00 | 開場・受付 |
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13:00-13:10 | 主催者挨拶
山口 隆美
(東北大学教養教育院 総長特命教授、 東北大学大学院医工学研究科 特任教授、 東北大学医療工学人材育成委員会 委員長、 特定非営利活動法人REDEEM 代表理事) |
13:10-14:10 | 講演1
ここまできた医工連携 - 機能創成加工が医療・バイオ産業に果たす役割 -
厨川 常元
(東北大学大学院 医工学研究科 教授) [講演概要]高齢化社会の到来とともに、近年では医療・バイオ分野に関する研究の重要性が幅広く認識され始めている。しかしながら、日本のお家芸である「ものづくり」の技術は、こと医療分野においては欧米諸国に大きく遅れをとっているのが現状である。この状況を打破するため、我々は「機能創成加工」を提案している。本講演では、ものづくりを基軸とし、医療・バイオアプリケーションを想定した実用研究について紹介する。 |
14:10-14:25 | 休憩 |
14:25-15:25 | 講演2
PETによる創薬の試み
渡部 浩司
(東北大学 サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター 教授) [講演概要]PET (陽電子撮像法) は陽電子を放出する放射性同位元素 (RI) をラベルした薬剤 (放射性薬剤) を体外に多数配列した放射線検出器で画像化する方法で、非侵襲的に、極めて高感度かつ定量的に、体内にある特定の分子の量および分布を測定できる。本発表では、このPETの特性を活かした新たな薬剤開発の試みを紹介し、PETに関連する医工学の役割を論じたい。 |
15:25-15:40 | 休憩 |
15:40-16:40 | 講演3
半導体微細加工で創る薬物副作用センサ
平野 愛弓
(東北大学 材料科学高等研究所 (AIMR)・電気通信研究所 教授) [講演概要]細胞膜は厚さ数nmのナノ薄膜であり,二層の脂質分子から成る脂質二分子膜に,イオンチャネル等の膜タンパク質が埋め込まれて構成されている.イオンチャネルは細胞膜における情報伝達を担っており,創薬の主ターゲットでもある.近年は,心筋のhERGチャネルへの致死性の薬物副作用の問題から,創薬においてイオンチャネルに対する薬物(副)作用を評価することの重要性が高まっているが,人工的に形成した脂質二分子膜にイオンチャネルを包埋した人工細胞膜は,その新たな評価系として期待されている.本シンポジウムでは,成熟した微細加工技術との融合によりイオンチャネルのセンサチップ化を目指す最近の研究について紹介したい. |
16:40-16:55 | 休憩 |
16:55-17:55 | 講演4
エンジニアも知っておきたい “事業化に資する課題”の選択から事業モデル構築までのあれこれ
中川 敦寛
(東北大学病院臨床研究推進センター 特任准教授) [講演概要]最近、ニーズに基づいた医療機器開発、の重要性が強調されているが、わが国の事情を鑑みると、ニーズを踏まえたうえでシーズとフィットさせることが望ましいと思われる。ニーズとシーズとフィットさせる場(東北大学病院ベッドサイドソリューションプログラム:ASU)、事業化に資するニーズの見極めの方法、コンセプト創出と事業計画作成を行うための方法(バイオデザイン)の両者を両輪とした取り組みを概説する。とくにエンジニア、医療従事者ともに、双方に任せきりにするのではなく、自身も理解しておくべきポイントがあることを強調したい。 |
17:55- | 閉会挨拶 終了 |
18:30-20:30 | REDEEM協議会第13回総会・懇親会 |
お問合せ
東北大学REDEEMプロジェクト事務局
TEL: 022-718-5901