第12回東北大学REDEEMシンポジウム開催のお知らせ
- 終了いたしました -
多数のご来場、誠にありがとうございました。
多数のご来場、誠にありがとうございました。
第12回東北大学「医療工学技術者創成のための再教育システム」REDEEMシンポジウムを下記のとおり開催いたします。 皆様ぜひご参加ください。 主催:東北大学大学院医工学研究科、特定非営利活動法人 REDEEM - お申込みの受付は終了いたしました - |
[PDF 5.5MB] |
講演1
肝炎、肝細胞がんの最新の内科的治療
近藤 泰輝 主任部長
(仙台厚生病院 消化器センター 肝臓内科) [講演概要]本邦で、肝細胞がんによる癌の死亡率は低下傾向にあるものの、依然上位の死亡率である。肝細胞がんの死亡率低下には肝細胞がんの治療の進歩の他、C型肝炎を始め、肝細胞がんの原因となる疾患に対しての治療法が飛躍的に進歩したことが貢献している。C型肝炎ではインターフェロンを用いない飲み薬だけの治療薬(DAA製剤)により95%以上のウイルス排除率を達成している。今回は、最新の肝炎、肝細胞がんの治療について説明する。 | |
講演2
力学的、熱力学的機能性を付与した生体組織モデル(バイオモデル)の開発と応用
太田 信 准教授
(東北大学 流体科学研究所) [講演概要]生体外で生体の反応を模擬し観測することのできる生体組織モデル(バイオモデル)は、医療デバイスの効果を客観的に判断できることから、開発が積極的に進められている。本発表では、生体組織として血管、口腔外科、足モデルの開発に着目し、血管内治療、アブレーションカテーテル、圧着下着の効果について、説明する。さらに、今後の生体組織モデル(バイオモデル)の開発に関する方向性について述べる。 | |
講演3
脳は再生するのか:大人の脳でもニューロンは生まれている
石 龍徳 教授
(東京医科大学組織・神経解剖学分野) [講演概要]ヒトの脳では、約2000億個のニューロンが複雑なネットワークを形成しています。そのニューロンは胎生期に生まれ、出生後にはもう生まれないと考えられてきました。つまり、大人の脳はある程度安定な構造であると考えられてきたのです。しかし、最近になって脳の中でも「海馬」と呼ばれるところでは例外的に大人になってもニューロンが生まれていることが明らかになってきました。本講演では、成体の海馬で起こるニューロンの新生について概説し、この現象と学習・記憶、神経疾患との関係について考えてみます。 | |
講演4
予測医療に向けた血流シミュレーション
大島 まり 教授
(東京大学大学院情報学環及び生産技術研究所) [講演概要]動脈硬化症による狭窄あるいは脳動脈瘤などの循環器系疾患に関連する血管病変に対しては、低侵襲であるステント留置手術やコイリングなどの血管内治療を用いることが多くなっている。 MRA、CTあるいはSPECTなどの患者個別の医用画像や医療計測データと血流シミュレーションを融合することで、血管内治療が術後の体内の血流に与える影響を予測し、患者にとって最適な手術計画をたてることは可能なのか?最新の研究の動向とともに、血流シミュレーションについて考えたい。 |
開催概要
シンポジウム
日 時: | 平成28年9月10日(土) 13:00-18:00 (12時より受付開始) |
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会 場: | 東京堂ホール (東京都千代田区神田神保町1-17 東京堂書店6F) Access |
参加費: | 無料 |
参加 お申込: |
お申込フォームより必要事項をご入力の上、お申し込みください。 |
主 催: | 東北大学大学院医工学研究科 特定非営利活動法人 REDEEM |
REDEEM協議会第12回総会・懇親会
日 時: | 平成28年9月10日(土) 18:30-20:30 |
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会 場: | 東京都千代田区神田神保町周辺 予定 |
参加費: | 5,000円 当日現金にてお支払い下さい。 |
お申込: | シンポジウム申込時にお申し込みください。 |
主 催: | 特定非営利活動法人 REDEEM |
参加お申込方法
こちらのお申込フォームに必要事項をご入力の上、お申し込みください。
参加申込み完了後、ご入力いただいたメールアドレス宛に確認のメールを送信いたします。
- お申込みの受付は終了いたしました -
プログラム
12:00-13:00 | 開場・受付 |
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13:00-13:10 | 主催者挨拶
山口 隆美
(東北大学大学院医工学研究科 特任教授、東北大学医療工学人材育成 委員会 委員長、特定非営利活動法人REDEEM 代表理事) |
13:10-14:10 | 講演1
肝炎、肝細胞がんの最新の内科的治療
近藤 泰輝 主任部長
(仙台厚生病院 消化器センター 肝臓内科) [講演概要]本邦で、肝細胞がんによる癌の死亡率は低下傾向にあるものの、依然上位の死亡率である。肝細胞がんの死亡率低下には肝細胞がんの治療の進歩の他、C型肝炎を始め、肝細胞がんの原因となる疾患に対しての治療法が飛躍的に進歩したことが貢献している。C型肝炎ではインターフェロンを用いない飲み薬だけの治療薬(DAA製剤)により95%以上のウイルス排除率を達成している。今回は、最新の肝炎、肝細胞がんの治療について説明する。 |
14:10-14:25 | 休憩 |
14:25-15:25 | 講演2
力学的、熱力学的機能性を付与した生体組織モデル(バイオモデル)の開発と応用
太田 信 准教授
(東北大学 流体科学研究所) [講演概要]生体外で生体の反応を模擬し観測することのできる生体組織モデル(バイオモデル)は、医療デバイスの効果を客観的に判断できることから、開発が積極的に進められている。本発表では、生体組織として血管、口腔外科、足モデルの開発に着目し、血管内治療、アブレーションカテーテル、圧着下着の効果について、説明する。さらに、今後の生体組織モデル(バイオモデル)の開発に関する方向性について述べる。 |
15:25-15:40 | 休憩 |
15:40-16:40 | 講演3
脳は再生するのか:大人の脳でもニューロンは生まれている
石 龍徳 教授
(東京医科大学組織・神経解剖学分野) [講演概要]ヒトの脳では、約2000億個のニューロンが複雑なネットワークを形成しています。そのニューロンは胎生期に生まれ、出生後にはもう生まれないと考えられてきました。つまり、大人の脳はある程度安定な構造であると考えられてきたのです。しかし、最近になって脳の中でも「海馬」と呼ばれるところでは例外的に大人になってもニューロンが生まれていることが明らかになってきました。本講演では、成体の海馬で起こるニューロンの新生について概説し、この現象と学習・記憶、神経疾患との関係について考えてみます。 |
16:40-16:55 | 休憩 |
16:55-17:55 | 講演4
予測医療に向けた血流シミュレーション
大島 まり 教授
(東京大学大学院情報学環及び生産技術研究所) [講演概要]動脈硬化症による狭窄あるいは脳動脈瘤などの循環器系疾患に関連する血管病変に対しては、低侵襲であるステント留置手術やコイリングなどの血管内治療を用いることが多くなっている。 MRA、CTあるいはSPECTなどの患者個別の医用画像や医療計測データと血流シミュレーションを融合することで、血管内治療が術後の体内の血流に与える影響を予測し、患者にとって最適な手術計画をたてることは可能なのか?最新の研究の動向とともに、血流シミュレーションについて考えたい。 |
17:55- | 閉会挨拶 終了 |
18:30-20:30 | REDEEM協議会第12回総会・懇親会 |
お問合せ
東北大学REDEEMプロジェクト事務局
TEL: 022-718-5901