平成27年度 講師紹介
阿部 高明(あべ たかあき)
東北大学大学院医工学研究科 医工学専攻 教授
- 昭和61年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士
専門: 腎臓、高血圧、内分泌学
高血圧・腎臓病の早期発見と治療法の臨床と研究について講義します。
担当講義科目とその説明
- 内科学総論
医とはアートとサイエンスの融合である分野であることと、意志決定における思考回路の概説と実際の症例にそくした授業を行います。
石川 拓司 (いしかわ たくじ)
東北大学大学院工学研究科 バイオロボティクス専攻 教授
- 平成11年 東京工業大学理工学研究科 修了
- 工学博士
専門: 生体力学
さまざまな生命現象を、力学を基礎とした手法で解明するものです。
担当講義科目とその説明
- シミュレーション医工学
近年急速に発達しているシミュレーション医工学の概略を説明し、人体内の血流解析など、実際の生命現象に応用された事例をお話します。
出江 紳一 (いずみ しんいち)
東北大学大学院医工学研究科 医工学専攻 教授
- 昭和58年 慶応義塾大学医学部 卒業
- 医学博士、リハビリテーション科専門医
専門: リハビリテーション医学
疾病や外傷による障害を臓器・個体・社会適応のそれぞれの側面から評価し、帰結予測に基づいて障害を最小化するための介入を行う臨床医学です。
担当講義科目とその説明
- リハビリテーション医学
リハビリテーション医学で扱う障害の種類と診方、治療法の原理と実際について講義します。
大隅 典子 (おおすみ のりこ)
東北大学大学院医学系研究科 教授
- 昭和60年 東京医科歯科大学歯学部 卒業
- 歯学博士
専門: 発生生物学、分子神経科学
脳神経系の細胞の増殖と分化の制御メカニズムについての研究。
担当講義科目とその説明
- 生物学総論
鎌倉 慎治 (かまくら しんじ)
東北大学大学院医工学研究科 医工学専攻 教授
- 昭和58年 東北大学歯学部 卒業
- 昭和62年 東北大学大学院歯学研究科 修了
- 歯学博士
専門: 骨再生医学、口腔外科学
様々な疾患により失われた骨などの生体硬組織を生体材料等によって再生するための方策を研究しています。
担当講義科目とその説明
- 生体材料学
現在用いられている各種生体材料における要件とその用途について概説し、骨再生材料を例として生体材料の臨床応用に向けての課題について講義します。
亀井 尚 (かめい たかし)
東北大学大学院医学系研究科 先進外科学分野 准教授
- 平成3年 東北大学医学部 卒業
- 平成11年 東北大学大学院医学系研究科 卒業
- 医学博士
専門: 消化器外科学、内視鏡外科学
消化器疾患の手術、特に、食道・胃・十二指腸の上部消化管の悪性腫瘍手術を行っています。また、低侵襲手術を研究テーマとしており、内視鏡下手術、ロボット支援手術にも力を注いでいます。
担当講義科目とその説明
- 外科学総論
外科学の概念、外科的侵襲の病態、無菌法、出血・止血・輸血、外科的感染症、ショック、腫瘍、損傷、手術手技、周術期管理について、定義、概念、分類、治療など必要な知識について講義します。
川瀬 哲明 (かわせ てつあき)
東北大学大学院医工学研究科 医工学専攻 教授
- 昭和57年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士
専門: 聴覚再建医工学、聴覚医学、耳科学、聴覚生理学
難聴病態に基づく音声情報の伝達改善、聴覚機能の再建に関する研究をおこなっています。
担当講義科目とその説明
- 外科学各論(頭頸部外科・耳鼻咽喉科)
耳鼻咽喉・頭頸部外科学領域における代表的な疾患の病態と機能温存、機能再建を目指した外科的治療法について講義します。
木村 芳孝 (きむら よしたか)
東北大学大学院医工学研究科 医工学専攻 教授
- 昭和63年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士、理学修士(数学)
専門: 産婦人科学、胎児生理学
お腹の中の赤ちゃん(胎児)の元気の具合を近未来センシング技術や低酸素応答の遺伝子ネットワーク解析を通し研究しています。
担当講義科目とその説明
- 人体解剖生理学(12)
生命の維持と次の世代を残すことは生命の活動にとって大変重要なポイントです。人生の多くの時間は相手探しと子育てに使われます。生殖器系を良く理解することは人生の多くの時間を有意義に過ごすために必要なだけでなく、家族・社会の仕組みやその現状を知る大きなきっかけになります。本講義では、生殖器系解剖を中心にその発生と病理をトピックスを交えながら解説します。
具 芳明 (ぐ よしあき)
東北大学病院 総合感染症科 講師
- 平成9年 東京医科歯科大学医学部医学科 卒業
- 医学博士
専門: 臨床感染症学、感染症疫学
市中感染症、病院感染症の診療にあたるとともに、感染症実地疫学の手法を用いた研究を行っています。
担当講義科目とその説明
- 内科学各論(感染症)
病原微生物の種類、感染症と免疫、感染症の診断、抗微生物薬と耐性菌、感染症の予防、洗浄と消毒、滅菌について取り上げます。
小林 和豊 (こばやし かずとよ)
株式会社日立ハイテクノロジーズ
医療機器等総括製造販売責任者
- 昭和59年 同志社大学工学部 卒業
専門:
医薬品医療機器等法、医療機器業公正競争規約、QMS(FDA-QSR、CMDR、ISO13485)、CEマーキング(IVD)、中国医療機器規制(IVD)
担当講義科目とその説明
- 医療法制・医薬品医療機器等法(1)
医療法制の基礎として「法律と倫理」及び「医療機器関連の法規制」、医薬品医療機器等法については「医薬品医療機器等法の目的」、「医療機器の定義」、「新法の医薬品医療機器等法の概要」について講義をします。 - 医療法制・医薬品医療機器等法(2)
医薬品医療機器等法の実際として、「医療機器を取り巻く環境で起こっている最新の出来事」と、「医薬品医療機器等法関連の課題と最新の施策」について講義をします。
近藤 泰輝 (こんどう やすてる)
仙台厚生病院 消化器センター 肝臓内科 主任部長
兼 肝腫瘍治療センター 副センター長
東北大学病院 消化器内科 非常勤講師
- 平成12年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士
専門: 消化器内科学、肝臓病学、肝臓免疫学
C型肝炎ウイルス感染症、B型肝炎ウイルス感染症、肝細胞癌、脂肪性肝炎における宿主免疫反応に対する研究を行っております。
担当講義科目とその説明
- 内科学各論(消化器内科)
消化器内科学全般の要約をします。また、肝臓における疾患、病態、診断、内科的治療のアプローチについて講義いたします。
西條 芳文 (さいじょう よしふみ)
東北大学大学院医工学研究科 医工学専攻 教授
- 昭和63年 東北大学医学部 卒業
- 平成5年 東北大学大学院医学研究科 内科学専攻 修了
- 医師、医学博士
専門: 循環器病学、超音波医学
心エコーを中心とした循環器診断を行うとともに、超音波およびレーザー光を用いた組織・細胞レベルのイメージング手法を開発しています。
担当講義科目とその説明
- 画像医学各論(超音波画像)
超音波の基本および超音波診断について、臨床応用の現状から超音波特有の信号・画像処理を解説し、最先端イメージングについても紹介します。 - 内科学各論(循環器内科)
循環器内科領域の各種疾患について簡単に紹介するとともに、診断の基本、画像診断およびインターベンション・心移植などの最新の治療についても紹介します。
佐藤 正明 (さとう まさあき)
東北大学 学際科学フロンティア研究所 所長
東北大学 名誉教授
- 昭和46年 岡山大学工学部 卒業
- 昭和51年 京都大学大学院工学研究科 博士課程単位取得退学
- 工学博士
専門: 血液循環系のバイオメカニクス
血管壁、微小循環系に関して力学の視点から構造と機能を捉え、実験的に研究してきた。東北大学では、これらに関係した細胞の力学を中心に研究を行った。
担当講義科目とその説明
- 医工学の基礎
医工学の基礎となる生体の電気的特性と機械的特性について概観し、これらの工学的視点から生体の構造と機能がよく理解できること、また医工学機器・システムについてもその原理や問題点などを講義する。
佐野 博高 (さの ひろたか)
仙台市立病院整形外科 医長
- 昭和63年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士
専門: 肩関節の外科
肩関節周囲の骨折、脱臼、肩腱板断裂や肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)など、肩関節に関する外傷や疾患に対して、幅広く診療に当たっています。
担当講義科目とその説明
- 整形外科
整形外科は、骨、関節、筋肉、脊髄、末梢神経などの運動器を扱う分野です。骨折、変形性関節症、椎間板ヘルニア、スポーツ障害、中高年者のロコモティブシンドロームなど、身近な外傷・疾患を幅広く治療対象としています。この講義では、整形外科で扱う代表的な疾患について紹介するとともに、それらに対する治療法について概説します。
石 龍徳 (せき たつのり)
東京医科大学 組織・神経解剖学 教授
- 昭和59年 早稲田大学大学院理工学研究科 修了
- 理学博士
専門: 神経発生学、神経解剖学、細胞組織学
脳の中で記憶・学習に重要な働きをする海馬では、例外的に生後も神経細胞が新しく生まれています。この一生の間神経細胞を新生し続ける仕組みを、視覚的なイメージングの手法と細胞生物学・分子生物学的な手法を組み合わせて研究しています。
担当講義科目とその説明
- 人体解剖生理学(13)脳・神経系1
- 人体解剖生理学(14)脳・神経系2
脳や脊髄の構造とその機能について講義します。
髙井 俊行 (たかい としゆき)
東北大学 加齢医学研究所 教授
- 昭和55年 岡山大学薬学部 卒業
- 昭和61年 京都大学大学院医学研究科 生理系専攻 修了
- 医学博士
専門: 免疫学
免疫制御のしくみ,とりわけ細胞表面上の制御受容体のはたらきと免疫疾患との関連を研究しています。
担当講義科目とその説明
- 免疫学
身近なアレルギー疾患の視点から免疫学の根幹である自己と非自己を識別する仕組みを解説し,さらにこの制御の破綻から生じる自己免疫疾患にも視野を拡げて講義します。
高瀬 圭 (たかせ けい)
東北大学大学院医学系研究科 放射線診断学分野 教授
- 平成元年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士
- 日本医学放射線学会放射線診断専門医
- 日本超音波医学会専門医
- 日本血管造影インターベンショナルラディオロジー学会専門医
- 日本脈管学会脈管専門医
専門: 放射線診断学
CT、MRI、血管造影、超音波等を用いた画像診断
専門: インターベンショナルラディオロジー
放射線診断の技術を応用した細径のカテーテルや穿刺針による低侵襲治療法
担当講義科目とその説明
- 画像診断学
実際に放射線診断科の医師として日々の臨床に従事している立場から、日常臨床で多用する高分解能CT画像を用いて人体がどのように観察されるのかを解説し、臨床画像を通じた基本的画像解剖の理解に努める。
画像解剖を基に基本的な画像診断の実際と医工学ディバイスを駆使したIVR(インターベンショナルラディオロジー)の臨床応用について解説する。
(1) CTによる3次元画像解剖の基本
(2) 画像解剖を基にした画像診断の実際
(3) インターベンショナルラディオロジーと医工学ディバイス
高橋 明 (たかはし あきら)
東北大学大学院医工学研究科 医工学専攻 教授
- 昭和53年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士
専門: 脳血管内治療学
各種脳血管障害をカテーテルや血管内デバイスを用いて治療するもので、血管、血流などの現象の解明を通じて疾患の本態解明も目指しています。
担当講義科目とその説明
- 画像医学各論(脳血管内治療)
CT、MRIおよび血管撮影(DSA)などの各種画像診断について、その診断の原理と臨床的な意味を具体例をもとに解説します。画像診断に基づく脳血管内治療の実際についてもお話する予定です。
田中 徹 (たなか てつ)
東北大学大学院医工学研究科 医工学専攻 教授
- 昭和62年 東北大学工学部 卒業
- 博士(工学)
専門: 半導体工学・神経工学
生体の神経システムへ半導体工学を駆使して迫り、その構造と機能の探究を通して、生体と機械を綜合した新しい融合システムを創製する半導体神経工学の研究を行っています。生体と同じ積層構造を採用することによって高いQOLを実現する人工網膜や、脳内の電気的・化学的状態を多元的・立体的に計測・解析する脳埋込型集積化知能デバイスの開発を行っています。
担当講義科目とその説明
- 生体工学(感覚代行)
人間の感覚器のうち、特に眼について、その構造と機能を説明します。さらに、工学的に視覚を再生する埋込デバイス技術について講義します。また、感覚拡張としてのBMI技術について紹介します。
中里 信和 (なかさと のぶかず)
東北大学大学院医学系研究科 てんかん学分野 教授
- 昭和59年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士
専門: てんかん学、臨床神経生理学、脳神経外科学
てんかんは脳の異常興奮(=発作)を繰り返す疾患です。てんかんを理解することは、脳の機能を知ることに直結します。
担当講義科目とその説明
- てんかん学
てんかんの多様性を示すために、てんかん発作の実際についてビデオと脳波を供覧します。診断に必要な病歴聴取、脳波・脳磁図・画像診断の基本について解説した上で、薬や手術による治療法の最前線について紹介します。疾患に対する誤解や偏見の問題も取り上げて、てんかんに対して社会としてどう取り組むべきかを考えます。
永富 良一 (ながとみ りょういち)
東北大学大学院医工学研究科 医工学専攻 教授
- 昭和59年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士
専門: 体力科学・健康スポーツ科学
体力・運動能力に関する現象の解明。体力・運動能力を通じた健康に関する諸問題の解決を目指しています。
担当講義科目とその説明
- スポーツ医学
骨格筋の構造と機能、エネルギー代謝系の概要と、負荷への適応であるトレーニング効果、適応不全の結果を起こる障害、運動能力と遺伝子の関連、ドーピング問題などについて講義する。
中野 徹 (なかの とおる)
東北大学病院 移植・再建・内視鏡外科 助教
- 平成5年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士
専門: 食道外科学、内視鏡外科学、一般消化器外科学、医療工学
日頃は食道癌の鏡視下手術、手術器開発などに携わっております。
担当講義科目とその説明
- 外科治療学
外科的治療はメスや剪刃など刃物や機器を用いた手技を治療の基本としておりますが、近年各種エネルギーデバイスの発達により、腹腔鏡や胸腔鏡をふくむ内視鏡手術の発展も著しいです。本講義では、外科的治療の対象疾患、従来の外科手術器、近年開発された各種エネルギーデバイスなどの知識を深めるとともに外科治療の概念、目的、各診療科における実際の治療内容、手術に求められている課題まで理解していただければありがたいです。
沼山 恵子 (ぬまやま けいこ)
東北大学大学院医工学研究科 医工学専攻 准教授
- 平成7年 東北大学理学部 卒業
- 博士(理学)
専門: 医療工学人材育成
理工学系出身者を対象とする医療工学・生命科学実習、医学・生物学教育カリキュラムの開発・実践
専門: 分子生物学・細胞生物学・発生生物学
転写制御因子による遺伝子発現の調節機構、生体内の細胞や微生物が作り出す流れの実験的解析
担当講義科目とその説明
- 分子細胞生物学(1)〜(5) 生命の単位である細胞と、その細胞を構成するタンパク質・核酸(DNA・RNA)などの物質(生体高分子)の構造と機能、生体内の分子・細胞レベルの様々な機構について講義します。
- 実験・実習ガイダンス
配布するREDEEM実習書の内容に沿って、動物実験の倫理、実習参加の際の注意事項と、実習各科目(分子生物学・細胞生物学・生理学・解剖学)の概要について解説します。
能勢 眞人 (のせ まさと)
愛媛大学 名誉教授
- 昭和45年 京都府立医科大学 卒業
- 医学博士
専門: 炎症・免疫病理学
難治性炎症性疾患や自己免疫疾患の病態、発症機序を解析する分野です。
担当講義科目とその説明
- 病理学(1)
疾病の成り立ちの基本的な考え方を個体レベルで捉え、その原因と目される代謝障害、循環障害、炎症・免疫異常、感染症、腫瘍について講義します。 - 病理学(2)
疾病の病像を組織学的に理解するための基本を教えます。病理組織標本の作製原理、臓器・組織の構造の捉え方、病変組織の総論的な見方を講義します。
福島 浩平 (ふくしま こうへい)
東北大学大学院医工学研究科 消化管再建医工学分野 教授
東北大学大学院医学系研究科 分子病態外科学分野 教授
- 昭和59年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士
専門: 炎症性腸疾患
クローン病や潰瘍性大腸炎という難病について、また、消化管切除に伴う様々な問題を研究しています。
担当講義科目とその説明
- 外科学各論(腹部一般外科)
外科治療として最もポピュラーな腹部一般外科を中心に、外科治療(手術)の利点と欠点を解説し、大腸手術を例にとり解決されるべき残された課題について紹介します。
福田 寛 (ふくだ ひろし)
東北薬科大学 放射線核医学教室 特任教授
東北大学 名誉教授
- 昭和49年 東北大学医学部 卒業
- 昭和53年 東北大学大学院医学研究科 修了
- 医学博士
専門: 画像医学
ポジトロンCT(PET)による癌診断研究、健康な日本人脳MRIデータベース(2000例)を用いた脳加齢の解析を行っている。臨床業務としては放射性薬剤を用いる核医学診断(PETも含む)が専門。
担当講義科目とその説明
- 画像医学総論
人体を対象とする画像法の原理と特徴および診断法について解説する。具体的にはX線を用いるX線検査、X線CT、磁気を用いるMRI、および放射性薬剤を用いる核医学診断法、特にポジトロンCT(PET)による癌診断法のがんの診療における有用性・意義について述べる。
谷内 一彦 (やない かずひこ)
東北大学大学院医学系研究科 機能薬理学分野 教授
東北大学サイクロトロンラジオアイソトープセンター センター長
- 昭和56年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士
専門: 薬理学・臨床薬理学
研究テーマ:
モノアミン神経系の神経科学、特にヒスタミン神経系の神経薬理学
ヒトの非侵襲的分子イメージング法の基礎開発と応用(主にPET)
担当講義科目とその説明
- 薬理学(1)(2)
薬理学が取り扱う基礎的総論と新薬・新規医療機器の開発について講義します。
山口 隆美 (やまぐち たかみ)
東北大学大学院医工学研究科 特任教授
東北大学 名誉教授
- 昭和48年 東北大学医学部 卒業
- 医学博士、工学博士
専門: 計算生体力学
循環器および細胞レベルの流れ現象を計算力学の手法で解析するものです。
担当講義科目とその説明
- REDEEM概論
この教育プロジェクトの目的、歴史、全体の構成などについて概略を説明します。 - 人体解剖生理学(1)〜(10)
細胞と組織、心臓と脈管系、血液、運動器系、呼吸器系、消化器系、内分泌、自律神経などの解剖と生理について講義します。
湯澤 秀昭(ゆざわ ひであき)
株式会社オフィス湯澤 コスモス総合研究所 所長
- 昭和50年 工学院大学電気工学科 卒業
- 学士(電子工学)
- 平成26年 京都造形芸術大学芸術学部 芸術学科 卒業
- 学士(芸術)
専門: 総合マネジメント
秩序・調和のとれたバランス経営を目指し、健康・経済・社会の三大課題を微視的(Microscopic)の個人(Self)に、個人の利害関係者(Stakeholder)を含む中間視的(Meso-scopic)の地域社会(Community)に、巨視的(Macroscopic)の宇宙(Cosmos)から生命が存在する地球上のグローバル社会(Global)に、それぞれ注視(Focus)し、この三視点から各課題の『あるべき姿』を調査・研究しています。
担当講義科目とその説明
- 医療機器産業概論
理工系大学卒業後、外資系医療機器メーカーで営業及び管理職を経験した後、高度管理医療機器販売業及び包装等医療機器製造業・医療機器製造販売業をそれぞれ起業し、業界団体役員等を勉め、M&Aで同会社二社を東証一部上場企業へ譲渡し、2009(平成21)年11月退任しました。
35年間の医療機器産業での実務経験をベースに、成長するグローバルヘルスケアビジネス・医療機器産業のベースとなる「健康・医療」の政策・施策を踏まえ、これからの医療機器産業、製品実現※の総論を三視点で共に考えます。
(※「製品実現」とはISO13485の「7.製品実現」を意図します。)